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導入事例

お客様への納品物の部品と共にテスト結果を納品する際に、VG-Syncのファイル転送機能を使っています。

Vol.010

santec株式会社愛知県小牧市

業務部管理グループ
水島 大介様

http://www.santec.com/jp/
santec株式会社

御社の業務内容をお聞かせ頂けますか?

私共の事業は大きく分けて3種類あります。1つ目としては光部品を製造しています。光部品は皆さん方がインターネットでお使いになっているような通信を司るもので、光ファイバーの中を通っている光を制御する光学部品です。光学部品そのものは、ガラスの球などに近いものなんですけれども、それが非常に精妙な性能でインターネットの通信を司るのです。2つ目はその光学部品の精度をはかる為の測定器を作っています。光部品の研究部門や、製造工程で用いられます。3つ目は、光通信を利用した光通信時代ならではのソフトウェアやサービスをご提供しています。

VG-Syncをご利用になるきっかけは何でしょうか?

私共は光部品という、高い精度を求められる部品を作っているメーカーですので、その光部品を私共のお客様に対して納品する際に、正しくその部品が動いている事を確認した、テスト結果のデータも納品しなければいけません。お客様へのテストレポートは小さなファイルですが、近年ではフロッピーディスクが使われなくなりましたので、ファイル転送で行っています。メールに添付して送るやり方ですと、紛失などミスが多くなりますからね。それで従来はFTPを使った運用を行っていました。ところがFTPはちょっと問題があって、パスワードの管理をきっちりやってないと、テスト結果を誰かに盗まれるとかですね、あるいは、海外の会社さんでは担当者が頻繁に変わるので、前任者がそのパスワードの情報を持ったまま別の会社に行って、ファイルを持っていってしまうという可能性が無いとは言い切れない訳ですよ。そうすると、パスワードの管理も適切にやらないといけないのに、それが出来ているのかどうか。その辺に非常に不安があった、と言う事がVG-Syncを利用するにいたった1つのきっかけです。

どのようなテストを行われるのでしょうか?

光部品の場合は非常に製品の種類が多いのでテスト手順にもいろいろあるのですが、たとえば、測定器につないで一定量の信号を流し、規定の範囲の信号が返ってきているという結果を、テキストやCSVで吐き出してファイル化して送るという風な流れになります。テストは厳密に行われます。実際の製品に組み込まれた後で問題が見つかったりすると大きな問題となってしまいますから。

どのような方がVG-Syncをご利用されるのでしょうか?

そうですね。部品テスト結果のデータを納品する私共のお客様は、アメリカとかフランスとか、海外のお客様ばかりです。製造、仕入先は中国やタイ、そういった遠方の地域になります。つまり、納品時のテスト結果を納品先の海外のメーカーさんにお渡しする為にVG-Syncを使っているというわけです。基本的には、それぞれのお客様や仕入先が相互にアクセス出来てはいけないわけですから、お客様毎にフォルダを分ける形をとって、アクセス制限を行っています。VG-Syncでは、アクセス権の無いフォルダは他のユーザに表示されず、存在も隠せるので、そこは便利ですね。

現状では、どのぐらいの数のフォルダを作って頂いているんでしょうか。

VG-Syncを実際の運用に入れるとしても、私共の業界は特に厳しくて、細かく手続きをしないといけないんです。ですから、現状では実際の運用は2社ほどになっていますが、今後これで大丈夫だという話しになれば、全面的に適用していく事になるかと思います。

現在お使い頂いている環境ですけど、VG-Syncはどういった形で使って頂いていますか。

お客様はほとんどWindowsPCを使って専用ソフトを使って頂く、Webクライアントを使っているのは基本的には当社だけ、というような運用を考えています。お客様は渡されるデータをダウンロードして見るだけなので、納品時のテスト結果をお客様にそのまま転送するといった形です。

VG-Syncを、他の用途での使い方は何か考えていらっしゃいますか。

今後、このファイル転送での運用でVG-Syncはいけるという目処がたってきたら、次に考えているのは、大容量のデータ転送です。私共のメールサーバは、あまり大量のデータを外へ出したりとか、受け取ったりとかする事を防ぐ為に、1つのメールあたりの添付ファイル群のファイルサイズ合計が5メガバイトまでしか受け取れないように設定しています。これは非常に評判が悪くてですね。しかし、会社としては、それ以上大きいものをやりとりされると、メールのデータベースにも影響がありますから勘弁してくれという思いもあり、そこで長い間、せめぎ合いがあったんですね。でも、VG-Syncを使えば、そういった問題も解消したり、もっと速く送れるのではないかと思っています。実際に、CD内のデータ丸ごと送りたいというケースがあるんですよ。それはいずれ試してみたいなという風には思っています。

ファイル転送以外の使い方は検討されていらっしゃいますか?

バックアップに関しては、少し興味がありまして。例えば先程の、3つの事業のうちの1つで、最後のソフトウェアの事業がありまして、例えば、仮にお客様のところで生成されるファイルのうち、定期的にバックアップを取っておかないといけないような場合、それをお客さんのところで取っといてよって言うのもありですけれど、自動的にどこかにアップロードしておくような仕組みが出来れば、サービスとして使えるかなという気もします。

オンラインワークスペースとしてはいかがですか?

最近は在宅勤務の社員が、サンフランシスコと北京におります。彼らは、VPN経由で入るというような事を制限されているので、彼らと共同作業するのは、メールベースのファイルのやり取りが中心になります。ただ彼らは営業職ですので、お客様からの情報を速やかに共有する必要があるという意味ではそのような使い方をVG-Syncで試せればと思っています。

最後に、VG-Syncをご利用になったご感想をお聞かせいただけますか?

触ってみて、いたって強固な作りと言うのが印象として強くて、安心感はあります。しかし、一般ユーザにすぐに手渡すのに少しためらいを覚える複雑さがちょっとあるんですね。管理者のインターフェイスはあれで良いと思います。ところが、一般ユーザにそれをそのままあけ渡すとですね、ちょっと敷居が高いかな。もう少しユーザーサイドでの使用の簡便さがあればな、とは考えています。そうすれば、Webクライアントもちょっと気軽に渡せるのではと思います。

ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

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