お客様が気になった物件の情報や写真などをVG-SyncのダウンロードURLでまとめてメールで送っています。
Vol.38
株式会社Mshome栃木県小山市
代表取締役 小口 真人 様
http://mshome.jp/御社の業務内容やビジネスの概要を教えて頂けますでしょうか。
不動産取引業を行っておりまして、賃貸のアパート紹介から、土地や中古住宅、マンションの売買などの取引や仲介が主な業務です。取り扱う物件のエリアとしては、小山市を中心に結城市から下館市、下野市、古河市などの大体1時間圏内が多いです。弊社は今年で10周年を迎えました。
最近の不動産業ではどのようにインターネットを利用されるのですか?
この仕事を10年間やってきましたが、問い合わせの形態が少しずつ変わってきました。昔は、何か良い物件がないかなということで来店する方が多かったんですよね。最近はインターネットやスマホで情報が見られるようになりまして、写真が付いていたり動画がアップされていて見られる物件がだいぶ増えてきたので、ある程度の下見的なところはご自宅で探すことができるようになってきました。
自宅で物件が探せると、来店する方は減りませんか。
はい。ですので情報の質を上げ、精度の高い情報を提供していく形になってきました。物件によって写真の枚数や動画を増やしています。
お客様は御社をどうやって見つけてくるのでしょうか。
不動産のポータルサイト、SUUMOやat homeなどの検索サイトがありますので、そこから弊社にたどり着くケースが多いです。写真や動画を見てある程度絞り込み、何件か気になったものに対して問い合わせがくるという仕組みですね。ですから大手のポータルサイトに物件を出して、そこから問い合わせがくる事が多いですね。
不動産業のお仕事として、ビジネスのボリュームは何が一番多いですか。
賃貸の紹介が多いですね。このあたりは立地的な条件も良いですし、新しいアパートも多いのでそれを紹介するケースが多いです。あとは、中古住宅、もしくは最近は建売ですね。賃貸の2LDKや3LDKが家族向けの主流ですけど、お子さんが生まれてもう一部屋という時には建売です。
少子化や人工減少と言われていますが、このあたりはどうですか。
多少の影響はありますね。建売にしても昔は4LDKが多かったんですけど、3LDKにして建物の大きさは同じにして、1つの部屋を2つに分けられるという様になってきましたね。お子さんが少ない方もいらっしゃるので。また、核家族世帯が増えてますので、二世帯や三世帯同居は減りました。賃貸の延長で建売を購入される方も結構多いと思います。お客様の年齢層としては、だいたい20代後半から40代ぐらいという結構働き盛りの年代で、そういう方達のほとんどがインターネットで物件情報を見て来られます。
お客様とのやり取りは、電話やFAXよりメールが増えましたか。
増えましたね。メールでのお問い合わせとしては、サイト内の写真や動画の情報を見て実際に部屋を見てみたいという要望も増えてます。載せている写真よりも詳しい情報がほしいという方にVG-Syncを使って資料を送っています。
先ほど動画も載せているとおっしゃられていましたが、それは撮りに行かれるんですか。
はい。写真と一緒に動画も撮ってきます。玄関を入ってから全部、隅々まで撮ってきます。その動画を不動産ポータルサイトに載せて流しています。それで下見的なところは大体選別頂けていると思います。ですからお客様は情報は大体知っていて、現場にはイメージ通りかどうかを最終確認として来るお客様も多いです。物件の周辺環境の様子も撮ります。最近はグーグルでも周辺環境が見れますし、ストリートビューもついてますから、そこから物件状況もわかるでしょうし。だから情報を作るのが大変になってきました。
VG-Syncをお知りになったきっかけは何でしょうか。
先日のオンラインストレージ活用セミナーに参加したのがきっかけでしたね。問い合わせ内容が濃い、もっといろいろな写真を見てみたい、写真に収まらない動画の部分が見てみたい、転勤でということですぐには現地に来れない方などには動画が有効的かと思います。昔からそういう大きなファイルを送りたい需要はあったんですよ。メールでは制限があって送れなかったりしますから。
今までは別のサービスを使っていらっしゃったのでしょうか。
今まではメールで送れる分だけでやっていました。写真をメールで送った時に容量オーバーでエラーになってしまうと時間がもったいないし、VG-Syncを使うことでそういうことにも煩わされなくなってきましたね。
お客様の要望で写真や動画を現地に撮りに行くこともありますか。
この物件をもうちょっと詳しくと言われた場合にはそういうこともありますね。今のVG-Syncの使い方としては写真と動画のやり取りがメインで、使い始めて3~4ヶ月ですが結構な頻度で使っています。VG-Syncの使い方としては、弊社側はブラウザでのファイルアップロードです。動画を送る時は大体3~4分くらいのものを撮ります。最初はフルHDで撮りますが、そのままだとデータが重くなりますので圧縮しますね。そういった動画ファイルをダウンロードして頂くのにかかる時間は1分ぐらいです。ダウンロードに時間が長くかかっていると、お客様にも煩わせてしまいますから。VG-Syncを使うコンピュータはWindows10で、Internet ExplorerのWebクライアントで使っていますがスムーズにやり取りできますし、スタッフも使っています。VG-Syncの利用に不便は感じてないです。
使ってみてこれは便利だなと思われたところはありますか。
大容量のファイルが送れるところが良いですね。お客様は気になった物件の情報、写真やデータがほしいと思うので、そういったものを全部送れるところがユーザー側からすると嬉しいかと思います。お客様にファイルを送る時は、そのファイルダウンロードURLにパスワードを設定して、そのパスワードを別に送ります。送り元と宛先を確認して開けて頂きます。
今後、VG-Syncを別の使い方で考えていらっしゃる事はありますか。
現状では、お客様にデータを送るという使い方しかしていませんが、例えば、お客様が現場で気に入った物件があったのに書類が無くて、申込書がほしいとなった時に、そういった書類に現地から会社にアクセスして使えたらと思う事があります。
今後、ビジネスのどの辺に力を入れていきたいですか。
ここ10年、インターネット環境や情報の出し方/見せ方がだいぶ進化してきているので、やっとついていっているようなものですが、VG-Syncのようなサービスを活用していければと思っています。弊社は情報を作る側として、情報の発信者として、こういった仕組みをもっと勉強して発展させていかないといけないなと思っています。今後の弊社の商圏ですが、地域性もありますし、自分がわかっている範囲内の取引が多いですから、やはり地元を大切にする、地元主義というのを引き続き大事にしていきます。