VG-Syncをお知りになったきっかけは何ですか?
郵送や電話でご案内を頂きまして、電話では何度かご説明頂きました。無料で100GB使えるというところが非常に魅力的だったので、一年間であれば試してみても良いかなと思いました。
学校で扱うデータとしては、どういったものがありますか?
図書館の蔵書のデータや、後はシラバスですね。シラバスというのは、小学校でいうと時間割的なもので、学校のホームページからリンクして、自分の受けたい授業の内容をチェックして、それを元に自分の時間割を作っていくというようなものです。
コンピュータは今、大体何台ぐらいあるのですか?
学生用のコンピュータは情報処理室に20台ですね。あとは、職員が40名ぐらいなので、1人大体1台ですね。1人1台になってからはもう10年ぐらいになりますかね。
どのようなデータがあるのでしょうか?
蓄積されるデータで特に重要なものは、学生の成績や住所ですね。それらのデータが、今まで結構ばらばらに個々の端末に保存されているような感じでした。それで最近、学内のネットワークにネットワークストレージを導入しまして、その中になるべくまとめるようにはしてるんですけど、なかなか全てをそこに保存するっていう風にはうまくいっていないのが現状ですね。
データのセキュリティ面や災害対策では何か気にしていらっしゃる事はありますか?
データの保管に関して、まだセキュリティに気を使うという段階にまではいってないんですね。ミラーリングがかかっているネットワークストレージが2台あって、使い始めて3年ぐらいだと思います。 今回、東北で大震災がありましたけど、今まではそういう災害に対しての対処法というのは、全く考えてなかったので、今後検討していきたいと思っています。
VG-Syncは利用方法を想定して、検討されたのかお聞かせ頂けますか?
本学にいらっしゃる先生方の研究のデータをアップロードして、一般に公開できるような研究論文であればPDFでダウンロードとか、先生方が各県に行って講演されたりするので、そういった際に、出向先でそのデータをチェックできるように、というのが一番の目的でした。東北ですと、今度、本学の学長先生が北海道に行って講演されるんです。
先生用のノートPCなども支給されているんですか?
教員用のPCはリースで、希望によってデスクトップやノートPCが支給されるんですが、外部に行って講演する事が多い先生はノートPCですね。
また、個人のノートPCを持っている先生もいますので、そのノートPCには作ったデータは入っているんだけど、学校から支給されたPCにデータを入れ忘れたとか、その逆のパターンもありますので、そういうトラブルはありますね。そういう時にVG-Syncは便利だと思いますね。
例えば学生さんでのVG-Syncの利用としては、どんな利用方法が考えられるでしょうか。
将来的には、学生が講義で提出しなければならないデータを集約する場所のような形でも使えるのかな、なんていうのは考えてます。その使い方がうまくできればですが。
学生さんの卒業論文を最終的に出すのに、皆さん最近はパソコンで作成されるんですね。その作成されるにあたってのトラブルでよくあるのが、入力中のデータが消えてしまったりなんていう操作ミスであったり、USBのフラッシュメモリの故障であったり、データが消えてしまうっていうのは昨年も何件かあったので、学生さんのそういうデータのバックアップの為に使ってもいいのかなと思います。将来的には学生さんのユーザ毎にIDを作って使わせるようなイメージです。
実際VG-Syncを使ってみて、使い勝手とか、便利だなと思われた事はありますか?
Webクライアントが非常に使いやすくて、本当に簡単にアップロードできたり削除したりとか、ダウンロードできる期間を設定できたりとか。そのあたりが例えば学校からの課題の配布などにも少し応用できるのかなと感じました。
また、入試で試験に合格された方にIDを連絡して、そこから自分の合否を確認してもらう、なんていう使い方もできるのかな、なんていうのもちょっと考えました。