進化を模索し続けてきたVG-Sync
あるIT専門調査会社が国内パブリッククラウドサービス市場予測を発表し、その中で、国内パブリッククラウドサービス市場は普及期を迎え、システム導入(新規/刷新/更新)時に、クラウドを検討するユーザー企業が増加している、と述べています。
自前の仮想環境での提供からパブリッククラウドへ
弊社は、2011年5月から法人向け暗号化オンラインストレージ「VG-Sync」をサービス開始。2014年1月に「VG-Sync」の後継版である「VG-Sync 2」をサービス開始していますが、いずれも、弊社が九州のデータセンターに構築した仮想環境でのサービス提供。国内大手パブリッククラウド利用は、2015年3月サービス開始の「VG-Sync 2 Pro」からでした。その後、VG-Sync 2 有償版も新規お申し込み分からパブリッククラウドを利用する形になり、現在はVG-Sync 2有償版はGMOクラウドでのご提供、VG-Sync 2 Pro は、Fusion クラウド、GMOクラウド、IDCF、Cloudnの4つのクラウドインフラのいずれかから自由に選択頂く形になっています。当該パブリッククラウドは弊社が契約し、お客様にはそのパブリッククラウドの料金込みでご提供し、どのパブリッククラウドを選んで頂いても同じ料金となります。(「VG-Sync 2 Pro」は、VG-Sync 2 有償版に比べ、大容量・ハイスペックモデルとなります。)
試行錯誤で進化してきた弊社オンラインストレージ
このように、利用するパブリッククラウドを選択する形でオンラインストレージをご提供する形態は他社のオンラインストレージではあまりないのではないかと推測しますが、それもVG-Syncがオンラインストレージがまだ国内市場に定着していない時期から試行錯誤しながら進化をしてきた結果とも考えることができます。
各パブリッククラウド毎に評価環境を準備
弊社オンラインストレージでは、各パブリッククラウド毎にお客様による評価用検証環境を準備しております。特にデータ転送スピードに関してはお客様側のIT環境が影響している場合がありますので、弊社内で検証した実測値があてはまるとは限りません。あるパブリッククラウドでの検証環境では想定したデータ転送スピードが出ない等となった時は、他のパブリッククラウドの検証環境で評価して頂くということが可能です。こういった点は、弊社オンラインストレージならではの比較的ユニークな特徴と考えています。